殻割り時によく失敗すること、、それはレンズを破損させることです。
数百円のテールなら諦めがつきますけど、片側数万もするテールを壊してしまったらしばらく時が止まりますよね?笑(同じ経験した人は少なからずいるはず)
では破損させることなく上手に殻割りするには何に注意すればよいのか?
まずは基本中の基本、コーキングタイプか溶接タイプかを見分ける目を持つこと、これは当たり前ですね。(溶接タイプなのに熱であっためて分解しようとしたらすぐ割れます←経験済み。汗)
また
溶接タイプなら超音波カッターで攻めるか、もしくはホットナイフで攻めるか。これの判断もできなければなりません。
またコーキングタイプの場合もどのようなコーキングが使われている車かも重要です。
え?コーキングに種類なんてあるの?って思った方もいると思いますが実はあるんです!
これから説明していきますが後者のコーキングは取りずらいです。
ではまずこのタイプ↓
これは33シーマのテールなんですが、画像で見てもらうとわかるようにコーキング剤の色がグレイ(灰色)ですよね?
このタイプのコーキングはかなり簡単です!何故なら熱に反応しやすいので
びよんびよん伸びてすぐ柔くなります、このタイプが1つ目。
次のタイプがこちら↓
これは80スープラのテールになりますが、コーキング剤の色が黒ですよね?
先ほどのシーマのテールはグレイでした。
この黒いタイプのコーキング剤はグレイのコーキング剤と比べると少し取りずらいです。
おそらく素材が違うのかグレイのコーキング剤ほど熱に反応しずらいのでゴムみたいに伸びが悪いんです。
でも慣れてしまえばこのタイプでもなんてことはありません、問題なく殻割り可能です。
で最後の3つ目のコーキング、こいつが1番やっかいです↓
これ何のテールだっけなー?汗
忘れちゃいましたが古い車のテールと言うことは間違いないです!
このコーキング剤の色ですが黄色っぽい色をしてるのがわかりますか?
このタイプは非常にやっかいです。泣
もちろん熱であっためて取るんですが、熱に反応しずらく全く伸びないんです。
このタイプの殻割りは僕でもたまーに失敗してしまいます。汗
失敗しないコツは焦らないと言うことに限ります!
1番最初のグレイのコーキングに30分かかるとしたら上記のタイプの場合は2、3倍時間をかける覚悟でやればちゃんと殻割りできます!
またこの黄色のコーキング剤の場合、少し裏技がありまして何かと言うと
1晩灯油につけるんです。
えっ?テールごと?いえいえい違います。汗
スポイトのような物で灯油をレンズと樹脂の間からコーキング剤に垂らすくらいの気持ちで染み込ませていくんです。
そうすると不思議なことにこの固いコーキングがふにゃふにゃになってます。
後は軽く熱を加えていくとみるみる内に分解できますよ^^
難点としては灯油の匂いが残ることですね。汗
僕は灯油の匂いが嫌いなのと手についてベトベトになるのが嫌なのでこの方法は滅多に使いませんが、気になる方は試してみて下さい。
このコーキングの種類をしっかり把握できれば失敗することは少なくなると思います!
後はレンズをあおる際の力加減です。
これは実際に何回か割って感覚を体に覚えさせないとダメです。(言葉じゃ言い表せない。汗)
上記はコーキングの際の注意点でしたが、溶接タイプの場合も注意点はあります。
まずホットナイフの場合ですが、これはレンズに少しでもホットナイフが接触してしまうとレンズに接触痕が残ってしまいます。
なのでレンズから少し距離を置いた位置に切込みを入れていくのがコツになります。
超音波カッターの場合も同様に注意点があり、超音波カッターで殻割りをする時は2周以上同じ場所に切込みを入れるということです。
1周のみだとしっかり切れてない箇所が必ず残ります、そのままレンズをあおってしまうとレンズがすぐパキッと逝ってしまいます。汗
これも文章で表現するのが難しい技術なので実際にやってみて経験を積むしかないんです。。
でもここに書かれていることを頭に入れて実行すれば少なからず失敗を防ぐ確率はあがると思います!
是非、参考にして下さいね(^_-)-☆